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主人公の佐伯役に「ハゲタカ」の大森南朋を起用

刑事小説の金字塔

警察が、正義を指名手配する―。市内のアパートで見つかった婦警の殺害容疑で佐伯警部補(大森南朋)の盟友である津久井巡査部長(宮迫博之)が指名手配された。麻薬の常習と銃を携行していることから、射殺命令まで出される事態に。

北海道警察の上層部による異例の対応に疑惑を抱いた佐伯は、この事件と警察の裏金疑惑の解明のために翌日開かれる「百条委員会」に何らかの繋がりがあると判断、信頼する同僚、部下たちを集め、秘密裏に捜査を行うことを決意するのだが…。

彼らに残されているのはわずか15時間。己が所属する巨大組織を相手に、一夜限りの攻防戦が始まろうとしていた―。

真実を闇に葬ろうと画策する組織に対して、仲間と共に孤独な戦いを挑む主人公の佐伯宏一(札幌大通署刑事課所属の警部補)にはNHKドラマ『ハゲタカ』で敏腕ファンドマネージャーの鷲津政彦を演じて、一躍全国区となった実力派俳優の大森南朋を起用。原作とはまた違った映画オリジナルの佐伯を好演している。

彼に協力する刑事の小島百合(大通署生活安全課総務係)は話題作への出演が続く松雪泰子。道警汚職の重大なカギを握ったため、殺人犯の汚名を着せられて指名手配される津久井卓(道警本部生活安全部銃器薬物対策課の巡査部長)には、俳優としての豊かな才能を見せる雨上がり決死隊の宮迫博之を抜擢。さらに忍成修吾、螢雪次朗、野村祐人、伊藤明賢、鹿賀丈史ら実力派が脇を固めている。

原作は「警官の血」が「2008年版このミステリーがすごい!」の1位、そして「廃墟に乞う」で直木賞を受賞した佐々木譲の同名小説。本作品を含む出身地の北海道警を舞台とした道警シリーズ(「笑う警官」、「警察庁から来た男」、「警官の紋章」、「巡査の休日」、「密売人」)は累計100万部を超えるベストセラーとなっている。

監督は当初プロデュース役に徹するはずだった角川春樹。メガホンを取るのは「時をかける少女」以来12年ぶりだが、本作では脚本と製作総指揮も担当し、本作に賭ける氏の意気込みが伝わってくる。本作を『LAコンフィデンシャル』のような「上質で大人な人間ドラマを描いた作品」であるとする一方、人気の海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のような緊迫感を併せ持つライムリミットサスペンスに仕上げたと語っている。

撮影の仙元誠三、照明の渡辺三雄など、監督とおなじみの名スタッフが集結。全編を通じてジャズが大きくフィーチャーされるという独特なムードも作品の見所の一つとなっている。

主題歌「夢をとりもどすまで」は角川春樹の打診に快諾したホイットニー・ヒューストンが担当。作詞はブルース・ウィリスのパニックSF大作『アルマゲドン』の主題歌を手掛けたことでも知られるダイアン・ウォーレンが書き下ろした。