笑う警官ファンサイト

出演

警官 VS 警察組織、一夜限りの攻防戦が幕を明ける―。

角川春樹が12年ぶりに監督

「廃墟に乞う」で直木賞を受賞した佐々木譲の代表作である社会派サスペンス「笑う警官」を「男たちの大和/YAMATO」の角川春樹がメガホンを取り、遂に映画化!組織の不正を隠蔽するため、殺人犯の汚名を着せられたかつての盟友を救うため立ち上がった警察官が、全てを飲み込まんとする組織の深い闇に行き当たる。

出演は「ハゲタカ」の鷲津政彦で大ブレイクした大森南朋、「沈まぬ太陽」の松雪泰子、「20世紀少年」の宮迫博之。2002年に実際に起こった汚職事件をヒントに佐々木譲が書き下ろした渾身作が、今スクリーンに再現される。

全国で警官の組織ぐるみの不正が相次いで発覚するなか、北海道でも道警の上層部も巻き込んだ裏金工作疑惑が浮上した。その真偽を問うため、10月23日に北海道議会は「百条委員会(地方議会が議決により設置した特別委員会)」を開催し、裏金作りに関わったとする現職警官の証言を聞くことが決定された。

百条委員会の開催を2日後に控えた10月21日。札幌市内のアパートで女性の変死体が発見された。管内である大通署の捜査員が現場に急行し、被害者の身元は元ミス道警の経歴もある道警本部生活安全部防犯総務課所属の水村 朝美巡査(乙黒えり)であることが判明する。この一室は彼女の住居ではなく、道警が家賃を払って管理し、捜査の一環として利用している部屋だった。

現場検証の最中にも関わらず、捜査は早々に所轄から道警本部へと引き継がれてしまう。事件の詳細を現場の捜査員にも把握されたくないとも捉えられかねない異様な態勢が取られるなか、翌22日、被害者である水村巡査の元交際相手とされる道警・津久井 卓巡査(宮迫博之)が容疑者に挙がる。

上層部は、津久井が覚せい剤の常用者で銃を持っているため、非常に危険な存在であるとして、SIT(特殊捜査班)の出動を要請、発見したら即時射殺せよとの異例中の異例とも言える命令が下される。

釧路署地域課時代の潜入捜査で津久井と苦難を共にした経験のある第一課の佐伯 宏一(大森南朋)は、一連の対応に強い違和感を覚え、元道警警察官のマスター安田(大友康平)が営んでいるバーに出向く。そして、巡査部長の小島 百合(松雪泰子)や百合の部下である新人の新宮 昌樹(忍成修吾)、ベテランの巡査部長植村(螢雪次朗)など、信頼できる仲間を集める。

佐伯たちは、道警上層部の事件への対応と翌日に控えた百条委員会に関連性があるのではと勘繰る。その時、バーの奥から、緊急手配されている張本人の津久井本人が姿を現わす。驚く佐伯たちを前に、津久井は自分の身が潔白であることと、翌日の百条委員会に重要証人として呼ばれている現職警官とは自分であることを告げる。

佐伯たちは今回の事件は津久井に濡れ衣を着せて、凶悪犯に仕立て上げ、百条委員会の前に「口封じ」を行うための策略であると看破し、秘密裡に捜査を開始する。委員会開催は翌日の午前10時―。残された15時間は、津久井を匿い続けるには長く、婦警殺しの真犯人と事件の真相を突き止めるにはあまりにも短すぎると言えた。

しかも、津久井の無実を信じる有志による極秘捜査であるにも関わらず、情報は逐一相手側に筒抜けになっているようだ。北海道警察内部の闇に切り込むことを決心した佐伯たちは、津久井を無事に議会へ送り届けることができるのだろうか。